2025/06/12
強制不妊体験、北三郎さんが国連で証言
河北新報(ニューヨーク共同)が掲載
ブログ 優生保護法
<出処>
1. 田無の会.国連の場で「強制赴任訴訟」の体験を証言.2025年6月9日、掲示板.
https://tanashinokai.or.jp/news/post-1931/
2. 河北新報.「同じ苦しみ減らしたい」−仙台市出身の北さん−、強制不妊体験、国連で証言.2025年6月12日、26面.
3. 藤井克徳.私たち抜きに私たちのことを決めないで−障害のある人の今昔−.てんかんケア仙台2019-2、SCAPE-2020: 44−63、2020年7月4日、岩沼
4. 藤井克徳.障害児者の生涯−「地域」で生きていくには.てんかんケア仙台2021-2、124−15、2022年6月11日、岩沼.
5. 藤井克徳.障害者権利条約に恥をかかせないで−権利条約に基づく初の日本審査総括所見が語りかけるもの.てんかんケア仙台2022−2、109−120、2023年7月1日、岩沼.
本日、2025年6月12日、河北新報社会面で、上記2の賞記事を見逃さずにすんだ。強制不妊東京訴訟原告の北三郎さんが国連で意見を発表した。常日頃、世事は新聞に頼るない身から見れば、よく拾ってくれた凄い記事だと思う。【ニューヨーク共同】とある。10日、ニューヨーク発だから、日本はまる1日遅れとなるから、速報となる。ニューヨーク共同って。やはり、共同通信社のものらしい。SNSに疎い田舎人当方には行き当たらない。YAHOO社は6月11日8時49分に既に配信していた。日経社は14時30分に会員限定で配信したとあり、会員でない当方には縁がない。中央紙、地方紙が多数伝えていることも改めて知った。この配信記事を網羅して拾い集めつくす作業は魅力がないわけではないが、ド素人の当方の任ではない。この記事のきっかけは感動したからだが、東京の田無市在の「たんぽぽ、わたげ荘」がその掲示板で、6月9日、北三郎さんが、国連の場で「強制不妊訴訟」の体験を証言、という発表を行っていることだった。素晴らしい方が田無にはいらっしゃるのだ。
北三郎さんがニューヨーク国連での障害者権利条約締約国会議のサイドイヴェントで発表なさった。先の社会福祉法人「田無の会」によれば、強制不妊訴訟の東京弁護団長関哉さんと関係があり、原告北三郎さんと共に参加なさったようだ。報道によれば、北三郎さんのご意見は2024年7月3日の最高裁大法廷での完全勝訴以後も変わらず一貫している。「人生をやり直せるわけではない。手術は取り返しのつかない悲劇だ」、と。
一方、障害者権利条約への日本の締約は2014年と出遅れており、またジュネーヴで2022年8月に行われた締約国への審査の様子は、日本障害者協議会の藤井克徳代表が私たちにも詳しく講義なさっている。藤井克徳代表は、日本への総括所見への政策課題と私ども関係者の役割先導について、相当に具体論を提案しました。その詳細関連は上記3,4,5を収めた「てんかんケア仙台」でご覧いただければ幸いです。
いずれ、9日、ニューヨーク国連で、日本国のどなたが日本を代表して、いずれ何をお話しなさったかを知りたいものだ。もっとも、障害者権利条約の締約国会議が如何ほどの頻度で開かれているのかすら当方は知らない門外漢にすぎないだが。藤井克徳代表を始めとして、多くの方々が北さんの訪米を支援なさったことであろう。感謝します。
(Drソガ)
1. 田無の会.国連の場で「強制赴任訴訟」の体験を証言.2025年6月9日、掲示板.
2. 河北新報.「同じ苦しみ減らしたい」−仙台市出身の北さん−、強制不妊体験、国連で証言.2025年6月12日、26面.