· 

強制不妊「明確な控訴理由示せていない」 裁判長、国側に指摘:時効争点に立証求める

強制不妊「明確な控訴理由示せていない」

裁判長、国側に指摘:時効争点に立証求める

 

   小山歩.強制不妊「明確な控訴理由示せていない」−裁判長、国側に指摘−時効争点に立証求める。朝日新聞、202389日、19

   河北新報.強制不妊訴訟・仙台高裁口頭弁論−裁判長、原告寄りの解釈ー原告寄りの解釈.202389日、第23面.

 

ベーテルブログ2023/08/09

 

 88日、2月前の61日に原告敗訴があったばかりの仙台高裁で、別件となるが、原告へ賠償を命じた「地裁判決」の取り消しを争う被告国側の控訴審があった。先行する61日の仙台高裁判決は、その原告は地裁で敗訴し高裁でも負けた。河北の解説にあるとおり、この高裁判決は原告勝訴が続く中で、国を免じた初めての判決という点で、罪深い論理となった。

今回のものは全く正反対で地裁では原告が勝訴したものなので、高裁への控訴は国側からだ。裁判長名が明記されているのがよい。その世界になじみがない当方に、記事は教えてくれる。「下級審が最高裁判例に反する方針を示すのは異例と」。そうらしい。裁判長はおそらく異例と呼ばれるのを好まないだろう。新里弁護士が願うように裁判長が被害者の思いを受け止めているかは抜きにして、「賠償請求権が消滅するまでの期間は除斥期間ではなく、民法の規定がある時効期間を争点とする明言し、双方に立証を求めた」だけの単純明快なものなのだろうから、法律論議なのであろうと察しがつく。一方で、国側の提出した控訴理由書について「明確な控訴理由を示せていない」とまで言及して指摘したとある。はて。

おそらく、それなりに期待された議員有志の集いの動きは伝えられてはこないので、どなた様方が禄を盗みながら粛々と国の名を語り作り上げた控訴文なのか、その内容に興味が移る。今回の仙台控訴審で、いずれ、それも明らかになる。楽しみとなった。

                           (Drソガ)