2023/04/16
ドイツは脱原発
3.112011フクシマってどこだっけ…....彼岸さ
フクシマ第一原発メルトダウン逃避行中に亡くなられたベーテルの患者さんたちの無念を想う連稿
ベーテルブログ2023/04/15
① 寺西和男(リンゲン).福島事故12年−ドイツ全原発停止へ.朝日新聞、2023年4月14日、1面.
② 岩沢志気.脱原発−試練のドイツ、再エネ−国民負担増も、電力不足懸念−世論に変化、岸田政権は「活用」に転換.朝日新聞、2023年4月14日、3面.
③ 河北新報.ドイツ15日脱原発完了、福島原発事故後G7で初.2023年4月15日,2面
④ 河北新報(ベルリン共同).不退転ドイツ前途険し、脱原発15日完了、エネ供給不足−不安続く.2023年4月15日、6面.
⑤ 念沸明奈(ベルリン).独、「脱原発」達成へ、残り3基の稼働停止.毎日新聞、2023年4月15日、2面.
⑥ −1 念沸明奈(ベルリン).脱原発、独世論割れたまま、残り3基稼働停止へ、「維持すべきだ」「新設は経済的破綻.毎日新聞、2023年4月15日、7面.
−2宮川裕章(ブリュッセル).仏は推進−EU分割懸念.毎日新聞、2023年4月15日、7面.
この世を此岸と呼ぶ。此岸、ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマは一面の田んぼだ。此岸から渡る先は果てしなく続く穏やかな岸が延々と続く。迎えた先を彼岸と呼ぶ。渡った先では一面の田んぼでは一年中野花が咲いてくれていると、たまたま往き帰りきたという仰る方々が口々に言う。
メルケルは偉かった。ドイツは新しい時代を創ろうとしていた。まだその先が見えるほどまでには行き着かず形を成すまでには至っていないだろうが、全原発廃止は新しい地球世界を創るための全く新しい闘いとなる経済革命となる。これまでは全く勝ち目のない「黒い森」以来のエネルギー大変換への挑戦になるはずだった。とはいえ、ロシアからの天然ガス供給停止なる小さな変動ですら、煽りでドイツの国内事情は大変なことになっているらしい。だろうが、それでもドイツはずっとずっとうらやましい。彼らにとって、地球の東のはずれの、どうでもよいような島国の3.112011フクシマが、国をあげての原発が話題になるんだから、非常にうらやましい限りだ。
最果てでは、10年も経たぬうちに自ら経験したことすら覚えていない、死に至るやまいの事態にある。老朽原発を動かすという。フクシマどころか、どこの空にも毎日のように飛び交っていて、それと分かる騒音を奏でる軍用機は話題にすらならず、遠慮して遠くに落ちている花火を、来るぞ、来るぞ、来るぞと待ち待ち遠しいように探すのに夢中となっている。
あげくに、お手許にはゲンパツはないこと、までにしたらしい。
(Drソガ)