2021/07/29
気に入った 2021-01
フクシマ第一原発メルトダウン逃避行中に亡くなられたベーテルの患者さんたちの無念を想う−3.112011フクシマ連稿22
空気は読まない「東京新聞」
東京新聞ホームページから、2021年7月29日
② 空気が支配する国. 物江潤著. 新潮新書883、2020年11月20日発行。新潮社、東京. 720円
本日2021年7月29日、所在では雷が鳴り響き大雨が降り出した。この時間までに退社しなかったスタッフがかわいそうだ。そして本日、COVID-19感染が遂に1万人を越えた。国民(それってなんだい)が抱いているはずの不安も恐怖も、コロナ感染よりももっと怖ろしいこの国の空気を読んで、怒りには凝縮せず、正体を知らない魔物に従順に忖度していると識者は見抜いている。
この1年半、夕方にコロナ情報を漁ってきた。スマホの使い方も少々学んだ。東京の感染者数は一時午後3時発表に繰り下げられたが、近頃は16時45分となった。直接の情報を得て、この3―4週間の推移を知るには東京新聞のスライドが最もよいとなって久しい。
そのうち、東京新聞が購読勧誘に使う宣伝があることに気づいた。とても気にいった。「空気は読まない」とある。新聞は読まない、ではもちろんない。それでは勧誘宣伝にならないが、「読まない」をわざわざ出したのが意図だろう。
加えて、東京新聞は「こちら原発取材班」を社の重点に上げているそうな。実際に新聞の切り抜きをしていると、記事量がますます増加し、いつまでゲンパツを追いかけたらいいのかと、当方ですらめげてしまう。原発記事は単に粛々と進む(私たちの税金をふんだんに使い続ける)原発行政のお尻を追いかけるだけに過ぎず、原発の是非は論じられないので多くの記事に意味がない。それでも、毎週定期的に原発情報が得られるならば、これはとても楽だ。なのだが、当方の守備範囲では東京新聞の記事はほぼ入ってこない。
東京新聞には当方も若き日に一度だけ登場させていただいたことがある。関東、東京におれば、佳い意味で、てんかんが新聞に載ることぐらいはある。
今回はおまけに、②の「空気が支配する国」(新潮新書)を紹介する。著者の独自の視点はこの段階では読み解けないが、福島出身で、早稲田の(何と理系工学部出身)で、2011年2月までの東北電力の社員歴がある方だ。手元においておけば頁を開くことがあり、出版社の意図も読めよう。この当方でも手に負えて、いつかに引用できるならば幸い。 (Drソガ)