2021/07/27
今週のこの1冊―特別寄贈2021-4(4)
藤井克徳、日本障害者協会代表から頂戴しました
http://www.jdnet.gr.jp
「内なる優生思想と命のビジネス化の諸相」
② 千葉紀和、上東麻子著.ルポ−命の選別−誰が弱者を切り捨てるのか−(文藝春秋.2020年11月30日発行.325頁.東京.1700円)
① 「世界」、SEKAI Review of Books.2021年5月号(第944号)、229―233頁. 岩波書店、東京. 935円
今回は一冊ではなく、一論稿となる。藤井克徳きょうされん専務理事が、雑誌「世界」に寄せた、<ルポ「命の選別」―誰が弱者を切り捨てるのか?>(千葉紀和、上東麻子共著.文藝春秋、2020年11月30日発行)の書評を送ってくれた。知らされなければ、彼の一文を知る由もなかったであろう。
近くでは「やまゆり」5周年になる。やまゆりのニュースも、聖火採火式の式場に選ばれたりのドタバタなどまで含めて事欠かない。なので、下手な注釈のない単なる紹介として、本欄に時月とともに乗っけておいたほうがよいかと、「知らなかった」とか「他山の石」とかの妙ちくりんな区分であっても並べておいた方が、生き生きするかなとした。
当方からの注釈は要らない。是非、藤井の心にお目通しあれ。くれぐれも一字一行を怠りなくお目通しあれかし。
なお、<ルポ「命の選別」―誰が弱者を切り捨てるのか?>は、この一冊シリーズの、「優生保護法あるいは/そして障がい児者問題」の本棚に整然と並んでいる。紹介するには余りにも多冊なので、いつのことになるかは全く分からない。ので、ここでこそ、ブックカヴァーだけでも紹介しておきたい。
③ やまゆり園事件5年、隣人として暮らす社会に
毎日新聞.社説.2021年7月26日.
昨日、毎日新聞が社説にやまゆりを取り上げたので、社説なので深みはないが、吟味はさておいても紹介しておきたい。社説、つまり世の中の主題の一つに、毎日が採択してくれたことに感謝するからだ。 (Drソガ)