2021/04/23
ベーテル花ブログ
22 二輪草もいた、何とラッキー
不気味な春だ。
ベーテルの花はチューリップ。開設以来、玄関前駐車場で「Tulpen」祭りを行う。その際には病室ベランダに飾ってある数十のプランターまでも駐車場に下ろして、客席を囲むように並べて飾る。
オランダ語でチューリップはチュルプTulp。チュルペンTulpenは単数Tulpの複数形。これまで決まってゴールデンウィークの最中に行ってきたが、昨年も咲き終わっちゃうよと大騒ぎして、一週間前倒し。今年は何と4月19日(月)となった。既に別報でお伝えさせていただいたとおりだ。季節そのものが間違いなく不気味だ。
日よりも良かった。ベーテル花壇に咲く花々を一つでも多く画像に残そうと、ただシャッターを切るのに忙しい。時間のない当方は、ついでに駐車場の山際の壁をよじ登り裏山から会場駐車場からTulpen祭り全体を撮るのもルーティン。
既に一輪草の発見を書き残したが、事あろうに、二輪草の集落を発見した。感激した。一輪草は深山に咲くと思い込む理由が幾つもあったので、この暖かい岩沼で、しかも敷地内にあろうとは。知識の浅さに恥ずかしいのはもちろんだが、嬉しさで気持ちは一杯。
更に驚いたのは、よじ登る壁の下には、ベーテルに引き継がれた古民家の庭にあった非常に珍しい楓の樹があるのだが、その木元に、二輪層の群生があった。
幾つもの疑問と類推が湧く。裏山は昔人家だった。一輪草も二輪草もお住まいの方々が無理矢理、里に持ってきたものではないか(3.112011災禍の影響で、海岸端の防潮堤工事のために禿げ山にされていて、ベーテルの裏山の反対側は削り取られて見るも無惨な状態にある。とはいえ、真相究明のためには、まだ残っている山林をゆっくり登ってみて、一輪草、二輪草の群生があるかどうか確かめなければならない)。当方が一輪草と決めつけたモノは、実は二輪草ではなかったのか(否、集落が別)。楓の下の群落は30年かけて大きくなった。二輪草は草取りに負けないほど根が深いか(否、草取りの前に葉枯れしてしまう)。たまたまこんもり樹の根元で、夏陽を避けることができたか(否定できない)、など。
二輪草はいずれにしても験がいい。嬉しいし、有り難い。
(Drソガ)