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今週のありがとうCADEAUTJE 01/2021 みて、ぼくが育てたトマトだよ!

2021/03/24

ブログCadeutje

今週のありがとうCADEAUTJE 01/2021

 

みて、ぼくが育てたトマトだよ!

 

思いがけないプレゼントをもらうことがある。何をご紹介するより、そんな嬉しいことをこそお伝えしたい。そんな欄の題名をプレゼントのオランダ語cadeauカドーに愛称小辞−tjeをつけて、ありがとうcadeautjeにしよう。

患者さんは福島の方。トマト栽培もやっている施設を利用している。立派に熟れたトマトを6個持ってきてくれた。ぼくがつくったのだよという報告となる。ほんとに嬉しいね。食べてもらいたいという気持ちは誰にも湧く。とはいえ、実際に運んでいくのはなかなかできないがさしたる違いがないと思う。実行力の違いだ。ベーテルに持って行くという気持ちはホントに嬉しい。

感心したのは写真の後ろにある手提げの紙袋だ。スポーツ新聞を上手に袋に作り替えた。かなり頑丈だ。新聞を紙袋に仕立て上げる工作技術は施設のどなたの知恵か。あるいはお母様の知恵か。この紙袋一枚を作るのにどれぐらい時間がかかったかなと心配したりする。いずれ、よくやっている。

さてはて、施設はトマト作りをセールスポイントの一つにしているようなのだが、どんなハウスを用意できたのだろう。管理するのに何人の労働時間管理が必要なのであろう、などとも当然考える。

 一方、当方は育ての親が百姓なので、この季節にはトマトはない。だから、このトマトは油を焚いて育てたものだ。だから、油が気になってくる。油を焚いて、所員になんぼの工賃を差し上げることができるかも考えなければならない。

 ぼくがつくったトマトだよと言われて、当方は昔の情景に戻る。

トマトは大好きだ。夏の盛りに、ガキどもは口の渇きを皮が今にも咲けんばかりのそれこそ大玉のトマトをもぎ取り、かぶりついたものだ。必ず前垂れに種や果汁が飛ぶし、下にも落ちるものだ。実はこれがたまらないのだが。

 そんなトマトをきみがつくったんだね。でかしたね。よくできたね。思いもかけず頂戴したトマトに、診療がほのぼのしくなる。

                        (Drソガ)