ベーテル花ブログ 16 春一番5 −桜−

2021/03/27

ベーテル花ブログ

16 春一番5 −桜−

 

 春4月になれば、ベーテルの花たちをご紹介差し上げるべく、特別の添え書きなしとしよう。ベーテルの花たちは週に一つでは間に合わない。今回までは我慢して、残念ながら春一番を締めくくる。東京では桜が満開で、目黒川では「濃密」な禁じられた遊びで一杯だそうだ。上野の桜はもっと親しい。入学式が41日と早い大学もあることを知ったのは、そう遠くなった過去ではない。記憶では桜は入学式にふさわしい。ただ、おしっこ臭い。

 在所では花見の日程を決めるのはいつも難しかしく、14日だ、17日だと困り果てたものだ。予定が早ければ寒いだけで桜はちらほら、遅ければ散り花墨絵だ。とはいえ、開院当初は桜公園で野球大会を開くほど、これが病院かよの勢いがあった。

所在ではもちろん桜は満開ではない。だから、一週前のつぼみと今日のつぼみを並べてみた。当方は観音様の前にいる。

いわゆるゴールデンウィークまで待つし、「てんかんケア仙台○○○○」の表紙としたが、池の水の排出口が桜吹雪に塞がれて、水面が花弁一面で被われるのをご紹介した。

 

ベーテル南のお宅には立派な紅梅と白梅が毎年しっかり咲く。何の行き違いか、先ず紅い花木が咲いて、次に白花が咲くであったが、今年は白梅が満開になるのに、先駆ける紅梅を探しあぐねていた。ところが階段を一つ降りて段下の踊り場に出ると、お宅の庭の奥境に紅梅は誇らしげに咲いているではないか。当方は自分がどの視点にいたか、どの視野で観ていたかをこの一年の間に忘れてしまっていたことになる。分からないのは、この数年何故に階段を一段下がって紅梅を楽しんでいたかだ。だから、去年まではなぜ踊り場に降りていて、今年は何故降りていないかが分からない。記憶を確かとするだけの老いでもあろうが、自分の立ち位置を記憶できていないのはは重々気をつけなければならない。

 寒地の所在で漸く紅梅が一つだけ開花した。同時に、山茱萸は一斉に開いてきた。                   (Drソガ)