ベーテル花ブログ 番外02 春三月の祝い花、スウィートピー

2021/03/12

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番外02 春三月の祝い花、スウィートピー

 

 小さなお祝いに何より花がよい。

 今回はスウィートピーとかすみ草。脇役だ。スウィートピーは節物だが、かすみ草は年中ものとなっている。両者を主役に仕立てるのは難しくないが、祝いは芸術祭りではない。両者は何故かいつも、ひきたて役。主役の薔薇が主役だが、その痛みをよく隠している。本当はチューリップを選びたかったが、お客さんがひきもきらない人気店ではなかろう最寄りの店が、息の短いチューリップを幾つも揃え続けるのはおそらく難しい。

当方が花の贈り物と感謝するものがある。滅多に外に出る機会を失った身なので年に2、3回出かけた際には、大層立派な宴会場、会議場やホテルのエントランスホールには大抵、大層立派な花芸術が幾重にも生けられていることをのがしはしない。来場した理由があたかも目的のようにシャッターを切る。とはいえ、そんな画像を懐かしげに顧みることもなければ編集したことはない。お上り田舎者にはいずれもの作品が迫ってくるからなのだ。なお、当方のように遠慮なくカメラを向けている人はみかけたことがない。会場の外面を創るので、同化して見えないのだろう。あるいはみな忙しいか、紳士・淑女ばかりでカメラなどを懐中に忍ばせない。または、カメラ撮りの当方も客なので、会場マンは一瞬の出来事には苦虫を潰して見て見ぬふりをしているだけかも。もっとも重厚なカメラを何台と肩に背負ったグループが「乱入」して撮影を始めたら。。。。。。警察沙汰となるだろうな。

一方では、こんな立派な花芸術はすごく高価だろうなと思ったりする。簡単には、迫力はお金をかけているからだし、逆には華道師の腕の見せ場だ。そこには値踏み交渉もあろう。会場は花にお金をかけ、選ばれた華道師には日銭を与えている。

そんなではない小さな祝いには可憐なツル豆花がよく似合う。ただ、有毒だ。また、赤いスウィートピーは昔からあったという。

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