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今週のこの記事一つ:番外2021-③(3) 被災ピアノ 見て弾いて: 仙台空港・来月12日まで−傷だらけ 愛称「ローラ」

2021/02/20

 

今週のこの記事一つ:番外2021-③(3)

 

被災ピアノ 見て弾いて:

仙台空港・来月12日まで−傷だらけ 愛称「ローラ」

 

河北新報. 2021年2月20.

 

話題は仙台。河北新報が伝えた。ピアノたちも3.112011では酷い目にあった。津波で流された一台が仙台空港の「震災10年メモリアルプロジェクト」の一つで「復興空港ピアノ」展示としてお披露目されている。どのピアノにも持ち手や弾き手の人生を語るなどの生々しい経歴があるので、3.11復興の一つに数えてもらって本当によかった。励ましとなる、とてもよい企画だ。既に仙台では解除されたとはいえ、COVID-19災禍のながら、こそっと行ってみて一目拝みたい。

余談だが、たまたま何日か前に軽トラピアノの記事が載っていた。こんな話題はありそうで、しかも記事になったんだと、新鮮に、少し驚いた。

 さて、当方、NHKの番組「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」(正式には何としているのかな)にたまたま“当たる”とすごく嬉しい。テレヴィの番組でこうもすんなり観てしまうものはそう多くはない。次には、生粋の写真家岩合光昭の「ねこ歩き」番組にあたった時かな。猛獣写真家としてデビュウした彼が、なぜ今はこれほどまでに猫なのか。撮影のエネルギーはもの凄く、医者として見習いたい。時を惜しんで克明に記述しながら、ねこ世界を執拗に極上のアートに仕立て上げ「続ける」。まさに現代の天才だ。

戻る。NHKは誰でも自由に弾けるピアノー人々が紡ぐ“一期一会”の音楽と紹介している。個人的となるが、アムステルダム駅のもあって、当方の心は既にその場に居合わせている。ピアノを弾かないほうも弾いている。ユトレヒトのも見た。つい一月ほど前には総集編をやっていた。なおこのシリーズは、BS1で連日のように流しているようなので、誰かにダビングをお願いしよう。

駅中ピアノと覚えていたが、ストリートピアノという包括概念がある。軽トラピアノはストリートピアノでもよいが、ピアノ一般はストリートとは縁を持ちにくい。出逢えたら最高の、その時一時の商売もの(大道芸人)のストリートオルガンなら、すっきりしているが。また、屋外演奏のピアノも時々話題になるが、ストリートではない、その時限りのものだ。ところで、その最大のウッドストックでピアノはどこにあったかな。なかったかな。あの時は大変な雨が降ったはずだ。

 ところで、が続くが、駅中ピアノって、すごい存在だ。一言で表すのは難しいが、先ずは雑念払い。気分一新、気分一転の特効薬。下車したときにピアノがある。気兼ねなくそのまんま近づけるし、一時佇む機会となって、どなたがお弾きになっているかは構わず挨拶なく聴き入れる。死んでしまいたい気持ちも一時の休みをもらえようの大げさな言い方もできる。中には人前での練習用に使う人もいるし、ピアノが置けない部屋なので実践練習にも使える。一方、若者達が駅前などで疎開地を見いだしてバンド演奏に文字通り挑む姿がなくなって久しい。あの若者達の発表と比べれば、公認された駅中でピアノ椅子に座り弾き始める者たちの理由は全く違う。

ところで、仙台駅にはエキナカ・ピアノはないはずだ。本当にそうかな。ならば、えっと、東京駅は。散策していないので分からないが、あるという噂は聞いたことがない。あったとして、どこに置く。銀の鈴も鈴なりの人で埋め尽くされているし。何と言ったって屋根が低いし。屋根で言えば、出口の回廊ならば高いので、どう。いや、無理そう。置いても通行妨害で邪魔だし、あっても避けられるし、弾けば弾いたで、迷惑防止(条例)で後ろから怒鳴られ殴られるかも。怖いよ。混雑でピアノがあるために、けが人が出る。浜松駅はどうかな。

そして、ところで、仙台空港には滅多に行けないので仙台空港でピアノに出逢えていない。知らないだけか。屋根はとても高いし、東京駅ほどに混まない。あったら素敵だね。置けそうだし。などと考えると、テルアヴィヴ空港、ブリュッセル、ドゴール、スキポール、マイアミは、などとなってしまうから手に負えなくなる。エイラット空港にはないと断言できる。(いや、片隅にあったんじゃないの)。

もちろん、置く方は壊れてしまうことなどは想定内で、合点承知の心意気。黒漆ではない色合い素敵なのもあり、どんなデザインのがいいか、人気投票しますか。             (Drソガ)