2021/02/01
今週のこの記事一つ2021−0201(11)
フクシマ第一原発(3.112011フクシマ)メルトダウン逃避行中に亡くなられたベーテルの患者さんたちの無念を想うー連講3
東電福島第1 廃炉状況、評価もできず
柳原敏(話し手)・塚本恒(聞き手):毎日新聞、科学の森、2021年1月28日、第12面。
素人はこう感ずる。原子力研究所なるものがある。今は原子力研究開発機構と名を換えて格好いい。一方、「日本原子力学会」がある。どんな学問も成立するので、何の学会でもよい。世の中に役に立つし希望を与えるはずだ。原子力からは概念的には「原子学」のサブ学会、応用領域カテゴリーに入ろう。
応用学会は廃炉検討委員会を設けているそうで、その一分科会に廃棄物を検討する分科会なる専門室があり、その主査の「やなぎはら・さとし」福井大特命教授がこの記事だ。ご専門は廃止措置工学。是非に、ぜひに、頼りたい。福井大とのこと。福井は関西電力の美浜、大飯、高浜の三つの原発があるメッカだ。なかの大飯は、2020年12月4日に大阪地裁が国の設置許可を取り消したが、国がこれを控訴し、係争中ながら関西電力は今年1月15日に4号機を再起動したので直きに再稼働する。この世の情景って凄いんですね。
学会はフクシマ原発廃炉の素晴らしい工程表の作成を提案したいらしい。とにかく怒っているのが伝わってくる。学会は国家権力や東京電力とは違うらしい。ならば、国とは何かが知りたい。おそらく沖縄の辺野古の海の埋め立て工事と同じで、民をいたぶっている防衛局と同じで、昔風には悪代官だ。
さて、この貴重な記事情報を基に、それぞれじっくり調べて見ませんか。特に、いずれの官僚が控訴を実行しているのか、徹底して調べる時間がある人はいませんか。
日本の頭脳、官僚が民意や地域造りの研究や調査結果などによる論拠造りにいそしんでくれたならば国は美しく変貌する。国民は、国会答弁のために深夜しても終わらない意味ない原稿を書かせるために、彼らの食い扶持、税金を払っているのではない。
資料としては、日弁連が12月16日に荒中会長名で声明を公表しており、経過含めてこの世の掟の理論立てがよく分かるはずで是非ご参照ください。なお、この場合、勇み足の宮城県も。
https://www.nichibenren.or.jp/en.html
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201208_11005.html (Drソガ)