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ベーテル花ブログ 5 やぶこうじ

やぶこうじ

 

 2021年の新年をお祝い申し上げます。

ベーテル花ブログでご挨拶を申し上げます。新年に最も人気な花は幾つもございますが、今年はこの、やぶこうじ、でご挨拶させてください。葉陰に隠れて沢山の赤い実をつけますので目立ちませんが、小さな草木ながら葉の下には可愛い真っ赤な実を粒ぞろいでつけています。春のチューリップ鉢を作る際に、雪にも凍結にも耐えられる寄せ植えを探すことになります。このやぶこうじのような実がある草木もよく選ばれます。

なお、当方は植物学者ではないので、これ以上の効能は垂れませんが、勉強好きの方は、ja.m.wikipedia.orgを開き、やぶこうじと入力して下さい。

 ワープロでは藪柑子などと出てきますが、古典園芸植物としての名は紫金牛(こうじ)とのこと。丑年にあたり、ぴったりですね。ちなみに、千両や万両も有名ですよね。百両はカラタチバナとのことだが、当方はまだ知らない。このやぶこうじは十両。写真のものも草丈15cmにも満たず、小さいからかな。この十両、明治年間に新潟の豪農市島家が葉の変種を開発して、投機に成功したとのこと。県が取締り規則を公布したほどらしい。ならば、小説もあるかもしれませんね。ご存じの方はお教え下さい。当方は思わず、フェルメール画を題材にした「チューリップ(投機)熱」を思い出しました。

 何はともあれ、お正月の縁起物。どなたさまにも花を愛でる一時を、そしてほどほどの幸運が訪れますように。(Drソガ)